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経営理念の「社会性」って? 私たちの存在意義とは?

オミクロン株の感染拡大で不便な生活が続きますが、私たちもご利用者、ご家族関係者の皆さまが
安心して暮らせるよう、引き続き今まで以上に感染対策を講じているところでございます。
やれることを最大限やりながら、少しでも早い収束を願うばかりです。

さて、前月のブログでは経営理念の科学性についてお話させて頂きました。
今回は「社会性」についてお話します。
「社会性」とは企業が社会の重要な構成要素であることを自覚し
消費者、地域社会、顧客、仕入先、行政、金融機関等に対する社会的責任を全うしていくこと。
また難しい言い回しになってしまいましたが、つまりは社会にとって必要不可欠であり
なくてはならない唯一無二の存在の存在を目指そうという考え方です。

この考え方をボンズシップの経営理念ではこのように表現しています。
「生きる力と生きる希望を創造し、関わる全ての人たちの幸福度向上に貢献します」

高齢者の方々の大多数が住み慣れた家で暮らしを続けたい。人生の最期は自宅で迎えたい。
そう願う一方で、症状が悪化したり、不安になると病院や施設を頼らざるを得ないこともあります。
また、ご本人が家での暮らしを望んでも家族の介護力や知識力の不足により在宅生活が困難になるケースも実際多いです。
超高齢社会とは老いていくこと自体が不安であり、生きることへの前向きな気持ちや自分や家族の「死」への準備等へのサポートが必要な社会です。
安心や満足や幸せは必ずしも長寿になったからといって付随してくるものではありません。

とは言え、超高齢社会は決してネガティブなものではなく
これらの問題を踏まえ超高齢社会で悩み生きる高齢者や家族の「生きる力」になる役割を重要と再認識しているわけです。
「生きる力」そのものは、私たちではなくご本人たちに持っていただくものです。
私たちは「生きる力」の創造支援。つまり、最期までその人らしく生ききる支援、安心して家で最期を迎えられる支援をさせていただいております。
私たちは「生きる」を全うする為の支援のプロ集団なのです。

そして、人間は体と心でできています。たとえ病気が改善されても、維持できても、体が立ち上がれても、心が立ち上がらなければ意味は無いと考えます。
ボンズシップが関わる全ての人たちに提供するサービスはその人の生きがい創りを目指しています。
つまり、個別の生きる希望を創りあげることが重要と考えて「生きる希望」の創造が「生きる力」の創造と同様に私たちの存在意義、社会性になります。

生きる力と生きる希望の創造。その先にあるもの。それは「幸福」です。
幸福の尺度は人それぞれ異なりますが、その人にとっての個別の最大幸福を目指します。
その集合体が幸福な社会につながります。

わが国は欧米諸国に比較して年齢が上がれば上がるほど幸福度が上がらないといわれています。
しかし、体の衰えは精神の衰えとは比例しません。年を重ねることが楽しい、今がとても幸せだ
人生の最期が幸せだったと感じてもらう瞬間を数多く創り出したいと考えています。
私たちは医療介護福祉という事業を通じて、その先に明るい未来への幸福という価値を生み出したいと思っています。

今後、更なる超高齢社会の問題、その先も社会保障に関する問題は次から次へと降ってきますが
社会情勢の変化によって幸福という価値が一過性のものになるのではなく
革新性をもって会社が進化し続けて未来へもキラキラと輝く幸福をつなげていきたいと考えています。

株式会社 ボンズシップ | 2022.01.27 10:33