対談 ”想い”で繋げる地域の輪 第13回 後編
ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!
この業界に携わり、ご活躍されている皆様の
“想い”をお届けすることで、関連機関との繋がりや、
より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。
第13回目は、
株式会社arikata
代表 渡部 和香子 様
にご協力を頂きました。

乳がんを経験した方が、温泉や銭湯、旅行などをもっと気軽に楽しめるように――。
友人でありプロダクトマネージャーである三上様と共に「muneposi」の制作に挑戦。
病気になった人だけでなく、
「自分らしくありたい」と願うすべての人への想いが込められています。
今回の対談では三上様にもご協力を頂き、muneposiタオルがうまれたきっかけから、
これからの展望についてお話を伺いました。
対談の様子はこちらのブログで前編/後編に分けてお届けします。
※以下、対談内容の黒字は清水社長、青字は渡部様、三上様といたします。
事業を続ける中で、コピー商品が出てきたことも大きな出来事だったそうですね。
(渡部様)そうなんです。
muneposiと同じようなデザインの商品が、
別のところから販売されていました。
しかも、サイトの作りがすごくきれいで、価格も安い。
ライブ配信で私たちが話していた内容まで似ていたんです。
その商品を、muneposiだと思って購入してしまうお客様もいました。
それはショックですね……。
(渡部様)そうですね。
そのときに「これは自分たちのためだけじゃなくて、お客様を守らなきゃいけないんだ」
と思ったんです。
最初は特許を取るにも数十万円という費用がかかるので、
まずは実用新案という方法を選び、そこからいろいろ勉強して、
最終的には特許や意匠登録にも取り組むことになりました。
1年以上かかりましたし、売上が落ち着いている中で、
そこまでやる意味があるのかと思うこともありましたが
必要としてくれている人のためを想うとがんばれました。
改めて、三上さんにとってmuneposiはどのような存在なのでしょうか?

(三上様)病気になると、それまで普通にできていたことができなくなって、
「自分だけが取り残された」ような感覚になることがあると思うんです。
でも、muneposiができたことで、ジムに行ったり、旅行に行ったり、
そして、社会とのつながりも少しずつ戻っていきました。
私はそれを「人生に戻ってきた」という言葉で表現しています。
単に「傷あとを隠すための商品」というだけではないんですね。
(三上様)そうですね。「もう一回やってみよう」と思える
きっかけになったらいいなと思っています。
商品を作るときに、特にこだわったことはありますか?
(渡部様)「乳がんの人だけが使う商品にはしたくない」ということは、
すごく考えました。
例えば、専用の入浴着だと、周りから見たときに
「この人は乳がんなんだ」と分かってしまうことがあります。
そうすると、知らない人から「どうしたんですか?」と聞かれてしまうこともある。
それが嫌な人もいますよね。
だから、乳がんを経験した人だけではなく、誰でも自然に使えるものにしたかった。
子どもでも使えるようなものにしたかったんです。
「必要な人が、必要なときに、普通に使えるもの」それを大切にして作っています。

今後、muneposiをどのようにしていきたいと考えていますか?
(渡部様)「必要としている方がいる限り、ちゃんと存在し続けよう」と思っています。
必要な人が、「あの商品、もうないんだ」と困ることがないようにしたい。
それが一番ですね。
今後は、働き方についても取り組んでいきたいと伺いました。
(渡部様)乳がんを経験した方の中には、治療や体調の問題で、
以前と同じように働くことが難しくなる方もいます。
でも、だからといって「働けない」ということではないと思うんです。
特に、一人で子育てをしている方など、働かなければ生活できない方もいます。
その人の治療の状況や体調に合わせて、働き方を柔軟に変えられるようなサポート体制が
できればいいなと考えています。
最後に、この記事を読んでくださる方へメッセージをお願いします。
(渡部様)muneposiは、今必要な人のための商品です。
でも、「今は必要じゃないだけ」かもしれないんです。
いつか自分が必要になるかもしれない。家族や友人が必要になるかもしれない。
だから、「こういう商品があるんだ」と覚えておいてもらえるだけでも
意味があると思っています。
乳がんになった人にとって、「私たちのことを見てくれている人がいる」
そう思えることが、少しでも力になるかもしれない。
muneposiという商品が存在していること自体が、
そんなメッセージになったら嬉しいです。
【編集後記】
渡部様、三上様この度は貴重なお話を
ありがとうございました。
「売れる商品を作る」というところから始まるのではなく、
「こんなものがあったらいいよね」と友人や自分の気持ちに
優しく寄り添い共感することでmuneposiが
形になっていったことが印象に残っています。
実際に商品を見てみると首元のメッシュ生地など至る所に
思いやりの工夫が感じられます。
「今は必要じゃない人」にも、いつかの自分や大切な人を思いやれる
“きっかけ”と“選択肢”となるよう編集させて頂きました。
この度は、ありがとうございました。

~おしらせ~
muneposiタオルのクラウドファンディングが始まりました!
”もう一度クラウドファンディングをやってほしい”という、
たくさんの応援から改めてクラウドファンディングに挑戦。
リターンにはmuneposiタオルやオリジナルTシャツなど、
商品なしの活動応援プランも用意されていました。
限定デザインがとてもかわいいです😊
ぜひ下のリンクから詳細をご覧ください。
株式会社 ボンズシップ | 2026.10.19 11:00




