対談 ”想い”で繋げる地域の輪 第13回 前編
ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!
この業界に携わり、ご活躍されている皆様の
“想い”をお届けすることで、関連機関との繋がりや、
より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。
第13回目は、
株式会社arikata
代表 渡部 和香子 様
にご協力を頂きました。

乳がんを経験した方が、温泉や銭湯、旅行などをもっと気軽に楽しめるように――。
友人でありプロダクトマネージャーである三上様と共に「muneposi」の制作に挑戦。
病気になった人だけでなく、
「自分らしくありたい」と願うすべての人への想いが込められています。
今回の対談では三上様にもご協力を頂き、muneposiタオルがうまれたきっかけから、
これからの展望についてお話を伺いました。
対談の様子はこちらのブログで前編/後編に分けてお届けします。
※以下、対談内容の黒字は清水社長、青字は渡部様、三上様といたします。
まずは、株式会社arikataという会社名について教えてください。
「arikata」には、どのような想いが込められているのでしょうか?
(渡部様)「あり方」という言葉から付けています。
私は、人って、それぞれいろんなあり方があっていいと思っています。
誰かを否定するわけでもなく、いろんなあり方があっていい。
その中で、自分自身がどういうあり方を選択していくのか、
そういうことを大切にしたいと思い、この名前にしました。
「自分のあり方を自分で選ぶ」という考え方は、
muneposiにもつながっていそうですね。
(渡部様)そうですね。muneposiも、「こうしなきゃいけない」というものではなくて、
「こういう選択肢もある」というものだと思っています。
muneposiを作ろうと思ったきっかけを教えていただけますか?
(渡部様)きっかけは、友人の三上さんが乳がんになったことでした。
乳がんになったと聞いたときは、すごくショックでしたし、
「自分には何ができるんだろう」とずっと考えました。
でも、病気になったからといって、
それまでの友達関係まで変わってしまうのは嫌だったんですよね。
そんな中で、一緒にジムに行くことがありました。
三上さんには手術の傷あとがあるんですが、
ジムのシャワーやお風呂を普通に利用していたんです。
一方で私は、傷があるわけではないのに、
自分の身体を見られるのが嫌で、お風呂に入らず、汗をかいたまま帰っていました。
お二人とも「隠したい」という気持ちはあったけれど、その理由は違ったんですね。
(渡部様)そうなんです。
そこで、「私たち、理由は違うけど、どっちも隠したいんだね」という話になって。
「もし隠せるものがあったら使う?」と聞いたら、三上さんが「使う」と。
それを聞いて、私も「じゃあ、ないなら作っちゃおうよ」って言ったんです。
そこが始まりですね。

主婦二人、ゼロからのスタートだったと思います。
そこから実際に商品を作り始めるまでには、
どのような道のりがあったのでしょうか?
(渡部様)話を始めたのが2020年で、
実際に事業としてスタートしたのが2022年です。
「商品を作る」と言っても、何をどうしたらいいのか全然分からない。
人脈もなければ、0から1を作る方法も分からない。
本当に何も分からないところから始めました。
まずはInstagramで乳がんに関する情報を発信するところから始めて、
2022年1月11日にクラウドファンディングにも挑戦しました。
そのときは約200人の方が応援してくださって。
「こんなに応援してくれる人がいるんだ」と、すごく嬉しかったです。
その後、毎日新聞の記事がウェブにも掲載され、注文が本当に一気に増えて、
最初に製作した約1,000枚が売り切れました。
そこからまた別のメディアに取り上げていただいて、どんどん広がっていきました。
一気に反響が広がった一方で、その後は難しい時期もあったのでしょうか?
(渡部様)ありました。
最初にすごく売れたので、「このまま売れていくんじゃないか」と
思ってしまったんです。でも、実際にはそうではなくて。
muneposiは、必要としている人が限られている商品でもあります。
乳がんを経験した方も、治療をしてすぐに商品を探すとは限らないんですよね。
治療が落ち着いて、2~3年くらい経ってから
「旅行に行きたい」「温泉に行きたい」と思ったタイミングで、
初めてそういう商品を探すこともある。
だから、「必要な人がいる」ということと、
「今すぐ商品を買う」ということは違うんだなと学びました。
商品を作ることだけではなく、
「必要な人にどう届けるか」という部分にも難しさがあったんですね。
(渡部様)そうですね。そこは今でも考え続けているところです。
お話の途中ですが前編は以上となります。
前編では、muneposiが生まれたきっかけや、
主婦二人でゼロから事業を始めた道のりについて伺いました。
後編では、コピー商品をめぐる経験、三上さんにとってのmuneposi、
そしてこれから目指していく未来についてお話を伺います。
次回10月中旬頃公開予定 お楽しみに!
株式会社 ボンズシップ | 2026.09.29 15:00




