怒りの感情をコントロールし最後は水に流す
いつもボンズシップのホームページをご覧いただきありがとうございます。
代表の清水です。
2017年から毎週月曜の朝に社員の皆さんに向けて私からメッセージを送っています。
かれこれ8年。もう420回を超えました。
その中で最近反響が多かったものの一つをご紹介しようと思います。
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生きていれば思い通りにならないことってありますよね。
そんな時はイライラしたり、感情を相手にぶつけるなんてことも。
アンガーマネジメントという技法が生まれてから数十年も経過しているのに
世の中は怒りの感情がどこかでまき散らされているように思います。
アンガーマネジメントの技法だけを学んで実践しても意味がないとまでは思いませんが
怒ることで自分や周囲にどんな影響があるのか、怒ることがいかに非建設的な動物的本能であるのか
本当の意味で理解納得していく必要があると思います。
私なりの「怒る」の考え方を共有したいと思います。
基本的に怒ることは相手のためにはならず、自分の感情を爆発させることでしかなく
そこから得られるものはないと思っています。
怒ることで相手が動いたとしてもそれは恐怖から逃れるための行動なので長続きしません。
腹を立てると自分自身も疲れるし楽しくないし、自分にとって良いことなんて一つもない気がします。
すぐに感情的になる人は敬遠されるし、そのうち嫌われると思います。
誰だって不機嫌な顔は見たくないし、マイナスエネルギーは貰いたくないはず。
私ももちろん過去に怒った経験はあるが、振り返ると怒って何かいいことがあっただろうか。
怒ったことで問題が解決したためしはない。
怒りによる言動は冷静さを失い、タイミングや空気、相手の気持ちを読めなくなる。
結果、誰かを傷つけ自分も傷つく。関係性の質が低下して後悔しかない。
ケンカをしたあとに仲直りしていい友達になるなんて子どもならあるかもしれないけど
社会人である大人がケンカをすればその代償は大きすぎます。
あらためて人は(自分は)どういう時に怒る傾向があるのか。
思い通りにならないとき?裏切られたとき?
相手のことが気に入らない時?認めてもらいたいとき?
先日、昔の同僚とお酒を飲む機会があり、こんな話になりました。
「〇〇さん(元上司の名前)のせいで、会社を辞めざるを得ない状況になり憎しみで溢れかえったことがあった。
でもあれは人間力を試されていたんだ。
今は〇〇さんを許し、〇〇さんの幸せに貢献できるくらい人間性と人間力が研鑽されてきたと思う。」
上司部下同士、同僚同士、友達、家族とそんな風に接したら怒りの感情に振り回されることなく
心の健康を保てるような気がしました。
どんなに理不尽でも元を辿れば他でもない自分自身が選択していることがほとんどで自分以外の誰のせいでもない。
他人に怒りを向ける前に自分に矢印を向けられる人が増えるといいのでしょうね。
日本には「水に流す」という相手を許し深く憎まないという慈悲深い言葉があります。
株式会社 ボンズシップ | 2025.05.30 18:00