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対談企画~医療福祉介護に携わる方へインタビュー ”想い”で繋げる地域の輪~ 第4回 後編

ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!

 

この業界に携わり、ご活躍されている皆様の“想い”を

お届けすることで、関連機関との繋がりや、

より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。

 

第4回目は、有限会社ヒロ薬品

顧問 古谷 良子(ふるや よしこ)様

にご協力を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

対談の様子は、こちらのブログで

前編/後編に分けてお届けいたします。

前編はコチラから

 

※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長

青字はヒロ薬局 顧問 古谷様といたします。

 


 

介護保険の世界では介護目標がありますが、“そこへどう目掛けていくか”

それを各スタッフが考えられるような取り組みを

たくさんされてきたと思うのですがどうでしょうか。

 

トップダウンで話をする場合に、プランや想いをどのタイミングで

どう話そうかといつも考えているので、自分の中ではその答えというか

落としどころを持っています。

しかし聞き手(スタッフ)からすると、準備する間もなく

ポンっとその話を聞かされることとなり、

話し終えて『じゃあこれってどう思う?』と問いかけられても、当然ながら

全員がそれぞれ違った捉え方だったりするんです。それを踏まえて、

常々各スタッフには相手に自分の考えや話の意図がきちっと伝わっているのかの

確認は大事だよねっていうことは伝えてきましたね。

 

目的と目標の違いについても何度も説明をした覚えがあります。

そして一番大事なのは『何故?』という疑問を持つ事。

何故今この話なのか?何故自分達がそれを担うのか?何故お客様はそうお望みなのか?

全ての出来事や取り組みには意味がある。

その意味に興味を持って貰う為の仕組みや仕掛けをするのは、

大変でしたが遣り甲斐のある事でした。

 

そこを伝えて共有していく為に、会社の理念だったり

掲げているものは何かありますか?

 

そうですね、理念についてはことあるごと

に話をしてきました。

経営方針に関する事は勿論ですが、私は特に

言葉に対するこだわりが強かったと思います。

薬剤師も介護職も全てお客様に対して安心を感じて頂く必要があります。

特にこの業界は昔から3K等いろいろネガティブなイメージを持たれがちです。

私はネガティブ3Kをコミュニケーションを上手くとっていくための

肯定的な4Kとして掲げました。

まず何事も肯定的に話す、また効率よく効果的に物事を考える癖をつける、

最終的にお互いが『心地よい』状態を作る為に日頃から意識するように

入社時のオリエンテーションの時から伝えてきました。

当時私が行っていた年4回の社員面談の評価項目にもしていました。

困難な仕事に向き合う時に自分自身がネガティブ発想をすると、

良いご提案や気持ちのこもったサービスが出来にくくなります。

またチームメンバーとも協力体制が作れず、その結果会社としてのサービスの

質の低下に繋がってしまいます。お客様だけでなくスタッフの意欲の低下、

仕事に充実感を得られず離職に繋がると言う負の連鎖にもなり兼ねないのです。

 

相手に沿った言葉かけが出来るか、言葉とは自分の頭で考えたことを

口から発することですので、頭で考える段階で肯定的な言葉に

変化させる良い考え癖についての大切を解って欲しくて

『それを肯定的な言葉にするとどんな言葉?』

と揚げ足取りをしていました。(笑)

相手への思いやりの言葉選びが出来る人は

自分を大事に出来る人だと信じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

古谷さんの地域の方への想いや、スタッフの皆さんへの

想いが非常にわかるお話でした。

ありがとうございました。

現在、顧問という立場で経営について大事にしている価値観や

何か取り組んでいることがあれば教えて頂けますか?

 

元々は私自身が経営者になるという考えはなかったんです。

ですがやり始めたら介護保険制度の運用が

始まると同時に深い関心を持ち始めまして、

自分に出来ることは何だろうと常に考えてきました。

経営となると、会社の理念の中でも詠っているんですが、

永続していくという事が企業の大きな役割です。安定してやり続ける、

福祉の業界は大きな儲けはないけれどその中でも利益を出してきちんと

納税するする事で事業所として一人前と認められる。

それがまず経営者としてやらなければいけないことだと思っています。

 

それから雇用をし続けていくという事ですね。貢献性、社会性の高い業界ですので、

学び、専門性を高めて、ご利用者様や周囲の方から

“ありがとう”と感謝をしてもらえる仲間を

増やしていって欲しいなと思っています。

 

おっしゃる通りだと思います。

 

とにかく必要とされ、存続していくというところですね。

あとは、スタッフの皆さんには出来るだけの事をしてあげたいと思っています。

私が現役の時には十分とは言えませんでしたが、

考えられる精一杯の事には取り組んだと思います。

 

今後のビジョンなどはお持ちですか?

 

有り難いことに社内の仕事を整理出来たことで、

今までよりも地域に関わることに

時間やエネルギーを費やせる立場になりました。

そのお陰で会社を俯瞰して見る事ができ、今まで以上に

ヒロ薬品の魅力や強みを感じています。

同時にその強みがなかなか外に発信出来ていない事を

もどかしく感じていますので、

今後は地域の方との関わりやケアマネジャー、

介護職の育成に力を注ぐと共に、

弊社の魅力や強みを実質的に発揮できる

仕掛けをしていきたいと思っています。

 

代表を降りた事で多少遠慮がありましたが、お互いが幸せになり

お世話になっている地域の皆さまへの恩返しにも繋げる為に、

たやすく諦めず、礼節を保ちつつも遠慮なく良かれと思う事に

取り組んで成果を上げていく事が私の役割だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

いろいろとインタビューをさせて頂き、

貴重なお話をありがとうございました。

最期に古谷様から伝えたいメッセージや

想い等あれば是非お願いします。

 

沢山の大切なお客様や、大切な社員の皆さんと関わらせて頂きながら、

未熟さは勿論、重責を抱えながらの毎日で、

行き届かなかった事、不十分だった事も多々ありました。

ですが、思い通りにいかなかった事、

反対に思いがけず上手くいった事を

数え切れず体験したからこそ解った事、

得られた事があります。

スタッフの皆さん一人ひとりにも

失敗を恐れず様々な体験を自分の栄養に変えていく

逞しさを持って過ごして欲しいと思います。

有意義な仕事人生を過ごす事が出来、大変幸せでしたが、

今後は緊張とは真逆の楽しみやゆっくりした時間を過ごしつつ、

『必要とされる人』として様々なことに関りを持って周囲の方々が

笑顔でいられる空間作りの名人、仕掛人になれる様、

私自身も笑って心豊かに過ごして行こうと思います。

 

                                         

 

有限会社 ヒロ薬品 古谷様のインタビューは以上となります

いかがでしたでしょうか。

古谷様のスタッフの皆さん、ご利用者様や地域への温かい想いを

感じられる対談となりました。

ありがとうございました。

 

詳しいヒロ薬品の情報は公式ホームページでご確認頂けます

ヒロ薬品様のHPはコチラから≫

 

次回の対談企画もお楽しみに。。。

株式会社 ボンズシップ | 2023.08.10 15:39