Blog社長ブログ

対談企画~医療福祉介護に携わる方へインタビュー ”想い”で繋げる地域の輪~ 第4回 前編

ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!

 

この業界に携わり、ご活躍されている皆様の“想い”を

お届けすることで、関連機関との繋がりや、

より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。

 

第4回目は、有限会社ヒロ薬品

顧問 古谷 良子(ふるや よしこ)様

にご協力を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

有限会社ヒロ薬品

昭和59年(1984)1月 調剤薬局「ヒロ薬局」開業

現在は、保険調剤薬局「ヒロ薬局」

居宅介護支援事業所「ヒロ薬局介護サービス」

福祉用具貸与、訪問介護、訪問リハビリマッサージ、

通所介護事業所、体験型相談室等、

幅広く事業を展開

ヒロ薬品様 HPはコチラから≫

 


 

対談の様子は、こちらのブログで

前編/後編に分けてお届けいたします。

※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長

青字はヒロ薬局 顧問 古谷様といたします。

 


 

では、宜しくお願いします。

介護業界に進まれたきっかけや背景はなにかございますか?

 

当時、ヒロ薬局創業者と東洋医学の学校で

同級生として一緒に学んでいました。

薬局をやりながら、これからは予防医学も併用して

健康作りに貢献したいという代表の想いに

お手伝いできればと思い、一緒に仕事を始めたのがきっかけです。

薬局でお客様の健康相談を受けながら、

レセプト業務を手伝ううちにどんどん面白くなっていって、

色々な事を勉強しました。

そんな中、段々と周りには大きなドラッグストアやスーパーが

出来てきて、調剤薬局が小さな1店舗で継続していくのが

なかなか難しくなっていったんです。

そこで、これからは介護保険の仕事もしていこうと指針を示してもらい、

当時いた薬剤師と代表と私の3人でケアマネージャ―の1期生の資格を

取得後、居宅介護支援事業所を開業しました。

 

いよいよ来年から介護保険制度が始まるという

秋に65歳以上のお客様全員にお手紙を出したのですが、

その際はたくさんのご連絡を頂くことが出来ました。

その後、訪問介護の事業所さんからケアプラン作成依頼が殺到し、

あっという間に契約数が100人を超えました。

その頃は毎日何度も仮設の介護保険課に出向いていました。

当初はPCやプリンター、介護ソフトが整っていなかった為、

提供表は全て手計算でしたが、何とかサービスを途切れさせずに済み、

初めての給付管理を終えた時には本当にホッとしました。

行政側も事業者も不慣れな事ばかりで非常に苦労することも多く、

がむしゃらにこなしたという感じです。

 

そのうちたくさんの事業所さんに提供票をお渡しする中で、

こんなにニーズがあるんだったらうちでも何かできないかと思い、

介護の要である、訪問介護をやっていこうという事で

事業所を立ち上げたんです。

そこからは、少しずつ『これがあったらいいよね』という

事業を増やしてきました。

 

介護保険制度が始まった当時は本当に大変でしたね。

 

最初は受け持ちの人数の制限などもなかったですし、

『来るもの拒まず』で200名くらいの契約数になり、

今とはPCのスペックも違いましたから、毎日夜中まで大変でした。

 

ケアマネジャーの仕事と訪問介護のヘルパーの

立ち上げは同時にやっていたんでしょうか。

 

そうですね、当時の社長から訪問介護立ち上げの

話があった時は驚き、ケアマネージャーの仕事をやりながら

立ち上げるんですか?と聞きました。

結局土日祝にヘルパーの勉強と実習に行き資格を取り、

申請にたどり着く事が出来ました。

立ち上げには人の確保など大変なこともありましたが、

周りのヘルパーさんの方々に協力を頂いて、

どうにか事務所開きをする事ができました。

今でもあの時の祝賀会は思い出に残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ヒロ薬局介護サービス事務所外観)

 

古谷さんは、日頃から意識を高く持っていらっしゃって、

努力を惜しまないでいるからこそ、

周りのサポートやチャンスに恵まれるんでしょうね。

 

ありがたいことに、この環境じゃちょっとまずいな、

こうだったらいいなと思ったときに、タイミング良く

お声がかかったり、地元の皆様が応援して下さったり、

社員や仲間が応援してくれたと思います。

 

そうやって20数年間この業界を進んできたと思います。

古谷さんのこの事業への”想い”や

譲れない価値観等あればお聞かせください。

 

介護という事に関して、措置でどういうことが

行われていたかなどわからないまま、この業界に進んだんですが、

利用票を作るとか、利用者様と事業者様の間を取り持つ間に、

なんでこれってこういうサービスなんだろう、

なんでこのサービスはここまでしかできないんだろう等、

不思議だったり、困ったと思うことがずっとあって。

今も考えたりするんです。

そういうことを制度を絡めながらいろんな形で自分の知識や

知恵を集めてお客様の生活に役立てられればなと思うんです。

利用者様がどうあれば幸せなのか、

とか幸せの定義ってみんなそれぞれ違いますよね。

こちらの幸せの定義を押し付けるのも失礼だし、

本当の意味でのご要望を取りこぼさないように、

こうしたいのであれば、こういう策がありますよという

提案をしていかなければいけないと思っています。

なので、ケアマネジャーも薬剤師も生活者の視点をもって、

包括的(介護や医療・リハビリの面等)に

一人のお客様の生活を支えていけるような仕組みを作り

またその様な人財に育って欲しいと

現場への意識付けを大切にしてきました。

 

まずは本当に困っている人へ手を差し伸べたい

というお考えがあったのですね。

実際、事業をする上で、法的な制度の制約の中での仕事となると、

各々がどう判断して動くかは非常に難しい所がありますよね。

 

そうですね。なので、現場の状況や声をこちらが

意図的に聞けるような場を設けたりしないと

実情が見えてこないですね。お互いにいい雰囲気を作り、

正しいことをしてお客様に喜んでいただく、

それがモチベーションになると言う事を感じて欲しいなと思います。

 

組織を活性化していくために人材教育が大切になってきますよね。

スタッフの方々が何のためにそれをするんだろうって、

そこが同じ方向を向いているかどうかが

大事だとはわかっているんですが、なかなか難しいですよね。

 


 

お話の途中ですが前編は以上となります。

後編は8月上旬掲載予定です。

株式会社 ボンズシップ | 2023.07.21 12:48