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対談企画~医療福祉介護に携わる方へインタビュー ”想い”で繋げる地域の輪~ 第1回 Vol.2

ボンズシップ 清水社長の対談企画スタート!

 

記念すべき第1回目は、

大江戸江東クリニック 

院長 岡田 章佑 先生

にご協力を頂き、

幼少期の思い出や今後のビジョンについて等

様々なお話を聞かせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のVol.1に続きVol.2では岡田先生が考える

”在宅医療の今後と大江戸江東クリニックのビジョン”

をテーマにお届けいたします!

 

※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長

青字岡田Dr.といたします

 


 

清水社長:先程お話の中で”在宅医療が変わっていかなければ

いけない部分もある”とお伺いしました。

在宅医療の現在の状況から未来に向けて、

具体的にどのように変化していくことが望ましいと思われますか。

 

岡田Dr.:僕が偉そうに言える立場ではないという事を

踏まえたうえでですが(笑)

2000年ぐらいから在宅支援診療所というのが始まって、

2006年に機能強化型に変わっていって

そういう風になっていく中で、ちょっとずつ

在宅医療がアップデートされてきています。

元々はただ行って様子をみて、処方を出してっていうところから

24時間365日体制を組んで、で、

おうちでも診療の幅を増やしていきましょうという、

そこが在宅で(バージョン)2.0だとしたら

今3.0ぐらいできているのかな。

”もっと在宅看取りをアップデートしていきましょう、

在宅でできることをもっと高めていきましょう、

いろんな科の先生に入ってもらいましょう”

っていうところに来ている。

うちはそういうのを最前線で進めて行きたい

っていうのを考えています。

更にそこから在宅医療は点の医療になりがちなので、

2週間に1回みた時の評価を

次まで引っ張っちゃうっていう風にならないように、

点の医療、線の医療、面の医療と広げていくために、

テクノロジーの改善だったり、色々なことが必要になってくる

とは思うんですが、それを4.0とするならば、

そういう世界にできる為の足掛かりを作っておきたいです。

 

今お伺いした在宅医療の今後の変化について、

先生の思いはどのようなビジョンであるか、

具体的になにかございますか?

 

”少子高齢多死社会”という今の日本のキーワードですが、

こういった社会において、医療経済自体が

破綻の一途を辿っていて、そのなかで必然的にうまれたのが

在宅医療、訪問診療なのかなと思います。

我々が目指すところとして、

”在宅医療をアップグレード”というところは

先程お話させて頂きました。

在宅医療自体改善しなきゃいけない余地があるんではないか

という仮定を置いているので、

僕はそれに着手していくために必要な成長を

していかなきゃなと思います。

大雑把な話になりますが、世界でも早い段階で

人口減少に転じていく国家で、

その中で医療福祉が持続する形

どう作って行くかは、僕らが1番考えなきゃいけないところかな。

若い人が減って、亡くなる人が増えてくる、こういう多死社会の中で

在宅医療が必要な人がやっぱりどうしても増えてくるので、

それに対してどういう答えを僕らが

出していくのかを突き詰めていきたい。

10年後、20年後医療福祉介護が

持続できているのかどうかって考えると、

やっぱり難しい面が出てくると思う。

それをどれも形を変えても質を落とさないで、

できるような答えを探していきたいです。

 

時代に合わせて、自分たちが先んじて環境を

作って行くことが出来るかという事ですね。

そこに向けて人材についても少しずつ

採用を進めて手厚くしていきますか?

 

人がどんどん入って、いろんな人が働ける環境を

作るっていうのは大事だと思います。

 

クリニックで今取り組んでいらっしゃることや、

今後スタッフに対してやっていきたいなというものはございますか

 

1つは人材の補充。人をどんどん増やしていって、

色々な人が多様性を受け入れられるような

職場関係を作っていくという事と

福利厚生をもう少し厚くしてサポートしていく。

勉強する人に対しては、それをサポートする環境を作るとか。

今年、もうちょっと進めて行きたいなって思うのは

人事考課を作りこむことです。

その人の能力だけを判断するのではなくて、

その能力の中でクリニックが進むべき道に対して

どれだけマッチしているのか

ちゃんと評価してあげられるように作りこみたい。

これは時間をかけて作りたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

(↑クリニック事務所内の様子)

 

素晴らしいですね。能力があるから評価されるという、

ところにとどまらない。

能力がちゃんと発揮できているか。

その能力が全然違う方向に行くんではなくて、

きちっとこうベクトルがあっているものに

使われているかどうかというところですね。

 


 

お話の途中ですがVol.2は以上となります。

次回は【Vol.3 クリニックスタッフや在宅医療で関わる皆様への想い】

をお届けします!

 

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株式会社 ボンズシップ | 2022.11.18 11:13