Blog社長ブログ

対談企画~医療福祉に携わる方へインタビュー ”想い”で繋げる地域の輪~ 第1回 Vol.1

この度、地域の在宅医療・在宅介護を盛り上げるべく、

ボンズシップ 清水社長が訪問医・ケアマネージャー・訪問看護等

様々な職種の方との対談を企画いたしました!

 

この業界に携わり、ご活躍されている皆様の”想い”を

お届けすることで、関連機関との繋がりや、

より安心して暮らせる地域づくりに寄与できれば幸いです。

 

記念すべき第1回目は、

大江戸江東クリニック 

院長 岡田章佑(おかだ あきひろ)様

にご協力を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

対談の様子は、こちらのブログで

【Vol.1 医師になった背景と在宅医療へ進むきっかけ】

【Vol.2 在宅医療の今後と大江戸江東クリニックのビジョンについて】

【Vol.3 クリニックスタッフや在宅医療で関わる皆様への想い】

の3回に分けてお届けいたします。

 

それでは、早速ですが

【Vol.1 医師になった背景と在宅医療へ進むきっかけ】

をご紹介していきたいと思います。

 

※以下、対談内容の

黒字はボンズシップ 清水社長、

青字岡田Dr.といたします

 


 

清水社長:では、よろしくお願いいたします。

いろいろなところで聞かれている内容かもしれませんが、

先生が医師を目指した背景・動機・きっかけを

教えていただけますか?

 

岡田Dr.:なかなか恥ずかしいですね。僕がきっかけとして思うことは

幼少期、小学校低学年くらいの時に、自分の周りの人がいなくなる

っていうのを夜とか暗くなっている時に想像してちょっと恐いな

って思ったのが最初かもしれないですね。

いつか大事な人が死ぬかもしれない

と考えた時に恐怖を感じました。僕は小学校の途中から

海外に行っていたんですけど、そこで手術だけを

流しているTVチャンネルとかを観て

「あ、自分が医者になればいいのか」なんていう風に思うようになって。

小学校高学年ぐらいから医者やりたいなと思ったのがきっかけですかね。

 

自分の周りでなにかあったら嫌だなというところからきているんですね。

この道を目指していく中で色々大変だったことはありますか?

 

やりたいことが小学校の途中から決まって、

中学高校でもずっとぶれなかったので、あまりないですかね。

 

医師になられてから在宅領域に行こう

と思った背景はなにかありますか?

 

もともと消化器外科として癌治療だったり手術に携わっておりました。

ある程度自分で治療方針などを決めて実践できるようになると、

高齢の方・余病のある方に対して侵襲の高い手術や、

それに伴う合併症で苦しむ事等で悩む事が結構でてきて。

ここまでやるのがいいのか、じゃあこの人にとって

どこまでやるのかとか、7~8年目くらいの時に

色々考えさせられる機会があって。

そういうタイミングで大学の先輩の訪問診療のクリニックで

バイトさせてもらうようなことがありました。

その時に自分で手術した患者さんで、末期に移行していった人を

そこのクリニックに紹介して自分でその患者さんの家に行ってみる

っていう事をやり始めたら今まで悩んでいたことが

割と解決していくというか、考えが変わってくるようなことを

すごい経験して。

在宅医療に外科医として関わると

色々できること、お手伝いできることもあるなって

思ったのがきっかけですかね。

 

実際訪問診療を体験してみて考え方が変わるという

お話がありましたが、具体的にどう変化していったと考えますか?

 

治療方針を決める時にどうしても我々は

医学的に妥当性があるところを選択したくなるということと、

少しでもその命が助かる可能性があれば、

そこは多少のリスクをとっても、やった方がいいっていうのもあったんです。

 

そのリスクとその人の生活レベルとのバランスっていうのが

どうしても病院に行って患者さんと向き合っているだけでは、

生活背景だったり社会背景だったりが見えてこなかったので、

そこが実際リアルに見えて妥当性っていうのが

ちょっと見えてくるような気がして。

 

今までと違う、道が少し開けていくようなイメージなんでしょうか。

今まで見えていなかったものが見えるようになった。

今まで自分が未熟だったところが補われるような経験ができました。

 

それを機に訪問診療、在宅医療の世界に全部切り替えるという

気持ちの切り替えというか、行動の切り替え

というところはすんなりでしたか?

 

在宅医療の世界に完全に飛び込むまで結構ラグはあるんですけど。

決める前に、自分は外科医でずっとやってきていたので

内科だったり色々な疾患を受けてみて

トレーニング期間に3年くらい費やしました。

 

それを経て、実際に在宅医療やっているクリニックの院長職を3年。

どういうのを自分が目指していきたいかっていうのを作っていって。

 

なるほど。今現在は独立されているわけですけれども、

自分でやろうというのも前々からお決めに?

 

在宅医療をやろうと思ったタイミングで決めていました。

 

どこかの誰かの所でずっと勤めず、自分のクリニックを持とう

と思ったのには何か意味、理由ってございますか?

 

在宅医療を経験させてもらって、すごく面白いですし、

勉強にもなったんですけど、在宅医療自体がもっと

変わっていかなきゃいけない部分も多々あるかなと。

そういうのを実際にやっていくためには、自分で独立して、

どういう風にやっていくのがいいのかっていうのを

作りこむ必要があるかなと。それが決め手です。

 


 

いかがでしたでしょうか。お話の途中ですがVol.1は以上となります。

岡田先生の生い立ちや医師になられた背景など

掘り下げてお聞きしてみました。

 

次回【Vol.2 在宅医療の今後・クリニックのビジョン】に

ついてでは、岡田先生の考える在宅医療の在り方、

未来に向けた目標やビジョン等をご紹介していきます。お楽しみに…☺

 

大江戸江東クリニック HP ≫

 

株式会社 ボンズシップ | 2022.10.18 15:56