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対談企画〜医療福祉介護に携わる方へインタビュー ”想い”で繋げる地域の輪〜 第6回 後編

ボンズシップ清水社長の対談企画スタート!

 

この業界に携わり、ご活躍されている皆様の”想い”を

お届けすることで、関連機関との繋がりや

より安心して暮らせる地域作りに寄与できれば幸いです。

 

第6回目は

ホープウェル株式会社 代表取締役

カレッジケア/カレッジガーデン 統括所長

髙舘 麻貴 様

にご協力を頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

対談の様子はこちらのブログで前編/後編に分けてお届けいたします。

※以下、対談内容の黒字はボンズシップ清水社長、青字は髙舘様といたします

 


 

髙舘さんが持つポリシーについて是非教えてください。

 

事業所名の“カレッジ”には勇気や志を高く持つ

という意味が込められています。

スタッフにはそのように勇気や知識を

持って前向きでいてほしい。

出来ない理由を探すのではなく、どうやったら出来るかを考え

トライする勇気をもって前を向いて進んでいこう

という意味も込められています。

分からない、知らない事ばかりだと前向きになれないと思っていて。

その為に、スタッフが勉強と思わず自然と学べるような環境を作り

知識を増やしていく。

将来的には、そのような場所の提供として学校のようなところを

作ってみたいと思っております。

 

経営者としてスタッフへ学習の機会を

導いてあげるのは大事なことですよね。

髙舘さんの仕事を頑張っていこうという気持ちの源は、

地域をよりよくしていきたいというところと、

スタッフの皆さんの豊かな生活の為ということですね。

将来の展望として学校を作りたいとありましたが、

具体的には何かございますか?

 

ヘルパーのお仕事には大きく分けて生活援助と身体介護がありますが、

どちらか一つだけできればいいや、ではなくて、

どちらも出来て、誰かが休んでも誰でもが

「変われる、変わってもらえる。」と

思える環境が大事ですので

ヘルパーさんの質の向上、知識の底上げをしていきたいです。

あとは学びたいけど場所や時間がなくて困っているヘルパーさんたちへ

勉強会を開いて「ああ勉強できてよかった!」と思ってほしいですね。

余談ですが、学びや質の向上といえば、カレッジケアのオムツ交換は自慢です!

利用者様の着け心地は当然の事ですが、次に交換してくれるご家族、

スタッフのことを考えて対応すること。

夜の場合はオムツをつけていても心地よく寝ることが出来、

朝まで漏れないオムツ交換をすることです。

そのオムツ交換とは、折り紙を折るみたいにきれいに装着すること。

それは、見かけだけの問題では無く、しっかりギャザーを立てることや、

オムツの当てる位置、声掛けの一つまでしっかり丁寧に行っています。

漏れていなければ取り換えの時に時間もかかりませんし、

洗濯物は増えないし、利用者は過ごしやすいし、いいことばかりです。

そういうところを大切に考え教えてあげることが大事なことだと思います。

まだ具体的になってはおりませんがヘルパー必須の資格、

介護職員初任者研修、医療的ケア技術、喀痰吸引等の医療行為を

学ぶ場所の提供が出来るようにしていきたいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

カレッジガーデンについては今後の展望はございますか?

 

医療的ケア児が年々増えていきますので、しっかり対応していき、

地域に求められる施設でありたいと思っています。

親御さんの想いと同じくらい強い気持ちを持っていないと

命をお預かりするこの仕事はやってはいけないと思いますので、

その辺りも含めて想いを同じくしたスタッフと共に

支援を維持かつ継続をしていきたいと思っております。

 カレッジガーデンから保育園、小学校への移行が

スムーズに出来ることも大切な役割と心得ております。

他の施設の立ち上げがあれば是非協力していきたいですし、

同じ想いの地域の仲間ですから一緒に

子どもたちや親御さんを支えていきたいです。

 

スタッフの方への想いはございますか?

 

会社としてスタッフを守るべきところで守りつつ、

取り巻く環境は様々ですので傾聴し、共感して

永く共に働ける様考えていくことが大切なことだと思っております。

また現場で何かあった時には、そのスタッフの責任だけでなくて、

誰にでも起こりうることと考え、会社として一緒になって

解決策や予防策を引き続き考えていきたいです。

スタッフ有ってこその会社ですから、

仕事として選んでくれていることに感謝し、

共に働いてくれていることに感謝し、

皆で地域を盛り上げ必要とされる会社でありたいと思っております。

 

最後にこれは伝えておきたいということがあればお聞かせください。

 

地域で求められる事業者を維持し継続していきたいです。

何といっても地域の皆様への感謝が一番ですので、

その感謝と共に、「引き続きよろしくお願いいたします」

という想いを伝えたいです。

                                        

 

 

【編集者あとがき】

第6回インタビューは以上となります。

いかがでしたでしょうか?

今回のインタビューでは実際に

カレッジガーデン(重症心身障害児通所施設)

を見学させて頂きました。

訪問時はクリスマス前という事もあり、

ツリーやサンタクロースで飾られた施設内は

季節を感じられる温かい雰囲気でした。

 

 

 

 

 

 

 

(↑施設内)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(↑クリスマス制作の活動)

 

 

 

 

 

 

 

 

(↑座った体勢を保持できるよう工夫されたブランコ)

 

 

プライバシーを考慮した設備配置や日々の活動内容、

遊具にも工夫が施され、一人一人に寄り添ったケアと

スタッフの方々の強い想いが合わさって

子どもたちの心地よい居場所となっていることと思います。

 

年々増えていく医療的ケアの必要な子どもたちや

介護福祉業界の現状・知識を多くの方々へ広めるべく、

髙舘様は以下のような講演や活動にも尽力されています。

 

・自立支援協議会、障害者江東区障害者計画等推進協議会 委員(講演会4-5/年)

・明治大学 経営学部を対象とした講義を予定

・江東区医療的ケア児他職種連携の為の講演会を

カレッジケア・カレッジガーデン管理者と共に講演(令和6年1月30日予定)

・東京都主催 医療的ケア児他職種連携についての講演会にて

在宅生活の現状を講演予定(令和6年2月3日・4日)

 

この度は貴重なお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

株式会社 ボンズシップ | 2024.01.19 10:58