Blog社長ブログ

人が育つとは

皆さん、こんにちは。
東京も梅雨入りしましたね。
毎年この時期は雨が多くジメジメして気分も落ちる時がありますが
ふと道の脇に咲く紫陽花を見ると雨だからこそ彩り鮮やかで癒されます。
(柄にもなく…)

今日のブログは毎週月曜日の朝に社員の皆さんにメッセージを送っているものの中から
一つご紹介させていただきます。

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先日、この春に高校に入学した長男の保護者会に参加してきました。
お父さんの参加は私だけ。何とも言えない空気感で緊張しました。
保護者会で担任の先生の言葉にとても共感し、仕事・経営理念に重なる教育観を感じたため、紹介させて頂きます。

「成績上位を獲ることはとても大事な事です。けれども成績上位が全てではありません。
何のために勉強し何のために成績上位を獲るのか目的や夢があっての成績です。
3年後に自分で進みたいと選んだ道に行くことが大事なのです。
保護者の皆さんはそれを応援することが役割です。
もしもお子さんが選んだ進みたい道が保護者の皆さんの期待する道でなかった場合であっても、
すぐに軌道修正しようとするのではなく否定せずに、まずは受け止めてあげることをお願いしたいと思います。」

一字一句その通りではありません。要約するとこんな感じの話でした。

「成績」を「売上」に、「保護者」を「上司」または「同僚」に、「お子さん」を「社員、部下」に
置き換えてみると仕事上でも大切にしなければならない価値観に重なります。

そして、上記の話を聞いて東大教育学部名誉教授の故大田堯氏が、
「人は育てるのではない、人は育つものなのだ。教育や研修は育つためのきっかけでしかない。」
と講演(DVD)の一コマで仰っていたのを思い出しました。

人、社員や子どもは上司や親の道具ではありません。
育つために必要な環境を用意し、温かく見守る事。
少し後ろからいつでも手を差しのべてあげられる距離で伴走してあげることが
上司のみならず、多くの人たちにとって必要なことなのではないでしょうか。

私自身も時折り、細かいところまで口出ししたくなる自分を反省する機会となりました。

株式会社 ボンズシップ | 2022.06.08 16:13