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ベトナム視察

いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。
ボンズシップ代表の清水ですようやく暑さがやわらぎ、朝晩の鈴虫やコオロギの声が秋の到来を感じるようになりました。

さて、先日私が所属している経営者団体の中小企業家同友会のメンバーと一緒にベトナム視察に行ってまいりました。
ベトナムの企業、現地の暮らし、経済状況等を肌で感じる機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は日本国内で高級理髪店を多店舗経営し、ハノイで日本人駐在員向けの高級理髪店を2店舗経営する
ヘアーサロンの社長にアテンドいただきました。
参加メンバーは建設設備系、屋根工事系、土木建設設計と医療介護系の私の4名。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、VJCグループというベトナムの大手人材会社を訪問しました。
私たちが訪問するとすぐに社員さんたち全員が起立し笑顔で丁寧にお出迎えしてくれました。
ボンズシップの社員さんたちもいつも訪ねてくるお客様に対してこのような対応をしてくれているのを思いだしました。
このお出迎えは企業として社会人としてとても大切なお作法だとあらためて感じた次第です。

そして、特定技能の内訳や実績、教育プログラム、学生の特性、その他ベトナムの人材市場、
企業の動きなどとても興味深い話をお聞きした後に、日本語教育センターに移動し
実際に生徒さんたちが学んでいる学校を見学しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでは既に日本企業で採用内定が決まっている若者たちが半年間全寮制で半年間日本語を学んでから出国します。
入学当初は全くわからない日本語を半年後には最低でもN3レベルまでもっていくのが目標だそうです。
就職先の内訳は食品製造、機材金属系の企業が50%と多く、介護は10パーセントくらい。
建設は以外にも1パーセント。
介護に就職が決まっている数名と話をしましたが全員が有料老人ホーム(一部特養もいたかも)。
介護を目指した動機はあまりなく、日本で働きたいという気持がいちばんで業種はこだわっていない感じでした。

介護の仕事をやっていくうちに遣り甲斐を感じてくれると嬉しいですね。
ベトナムではゴミ分別習慣がないので、寮生活ではゴミの分別も取り入れられてるのも印象的ですし
教材テキストには窃盗、犯罪、性教育、失踪禁止に関するものもあります。
介護実習の教室内を見せてもらい、部屋は清潔に保たれていました。
ベッドは介護ベッドでなはくホテルにあるような大きなマットレスのベッド。
これにベッドメイキングの実習をしていたので、実際の日本の暮らしにはギャップがあるようです。
Pトイレ、その他福祉用具も今の日本では使っていないような代物でした。
(写真撮り忘れました(^^;)

次に私の無理なリクエストにお応えいただきでベトナム人の生の暮らしを見せてもらえることになりました。
今回ご対応いただいたVJCグループの営業部長のクォンさんの自宅の昼食に招かれました。。
手作りの料理でのおもてなしには暖かさを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

本当は低所得者層の暮らしを見たかったのですが、クォンさんは中流と富裕層の間位で比較的裕福な家庭。
両親(父65歳、母58歳、妻と子ども(小学生)犬1匹、猫1匹)の3世代5人家族。
間取りはマンションの2LDK。
昔はみんな親と同居だったが最近(特に都市部)は核家族化が増えているそうです。
クォンさんは親との同居を希望し両親を田舎から呼び寄せたとのこと。
両親ともに元気で夫婦で飲食店を経営しており、まだ介護は先のことで生活上の困り事はなさそうでした。
ハノイでは5割くらいが両親と同居だが核家族化は進む傾向。
田舎のほうは基本3世代家族。

夕方、アテンドいただいた社長経営のヘアサロンで現地女性スタッフの施術(顔そり、ヘッドマッサージ)を体験。
現地のベトナム人経営の店には行ってないので比較はできないですが、衛生面は圧倒的に日本企業感があります。

そして市場や商店街、住宅街を歩いて散策。
不思議と女性が店で一生懸命に働く姿を目にするが、男性は仲間とベトナムコーヒーを飲んで
井戸端会議している光景をよく見かけます。
聞くと、「俺たちはいつ戦争にいくかわからないから、いつでも行けるように備えているんだ」とのこと。
ベトナムは愛国心も強く女性もそのことを受け入れてサポートする気持ちが感じられました。

ベトナムで事業展開している日本人経営者との交流の機会で多くの情報交換もできました。
詳細は割愛しますがベトナムの在宅介護や有料老人ホーム事情、病院の運営状況、健康保険の現状
看護師の社会的地位、その他ベトナム人一般家庭の状況など様々な情報もいただきました。

人口推移、経済の発展など、近い将来は日本のような高齢化問題にも直面しそうです。
ビジネスとしても注目すべきアジアの国のひとつですね。
近いうちに第二弾の視察を検討したいと思います。

 

株式会社 ボンズシップ | 2025.09.29 9:59